3.野生本能を守る力

私が一番伝えたいことの一つに
「私たちの野生本能を壊さないようにしたい」
ということがあります。

子供たちや若い世代にも、野生本能を守る力を伝えたい。
お勉強よりも、大切な力。
生きる、ことを何よりも助けてくれる力。
本能で生きていくってどういうことでしょう?

野生的感覚を研ぎ澄ます、とは
どこに行けば食べ物を見つけることができ、
どこにけばオスがいてメスがいて、
どんなふうに自分の身を守っていけば良いのか、
ということが頭ではなく、本能的に身についていること。

この直感的感覚は、本当に大切なんです。
私たち現代人はあまりにも便利な生活に慣れすぎて、
直感を使って生きる感覚が完全に鈍ってしまってます。

これだけ豊かな時代に生きているのに、
自分を守る術を知らず自殺する人が後を絶たない。
生きていく、という本能的な機能が壊れてしまって、
社会の中で生きていけなくなってしまう人たちがたくさんいる。

これでは、何のための豊かさなのか。

だから、今の子供たちにこの野生本能を
失わないで生きる方法を伝えたい。

長年ファスティングの指導をしていて思うことがあります。
フ ァスティングをした後、みなさん五感が研ぎ澄まされるんです。
本人たちもびっくりするくらい。

• いつも使ってた芳香剤の匂いが「これ怪しいよね」って気づく
• 大好きだったポテトチップスが食べれなくなる
• 行きつけのカフェのミルクティーの味に違和感を感じる
• ペットボトルのお茶が飲めなくなる

なんてことがよく起こります。
それが自分の体に合っていなかったことに気づくんです。

生態電流が整うようになると、こういうサインに気付くようになる。

だって、本当はみんなわかってるんですよね。(本能では、笑)
何が自分の体には良くて何が良くないのか。
悪いとわかっていても食べてしまう。
よくないとわかっていても使ってしまう。

だけど、本能が戻るとセンサーがかかって
体が悪いものを排除しようとします。

私のファスティングセミナーに参加していただいた方に
よくオーガニックの食材一式をプレゼントするのですが、
これには意味があります。

ファスティングした後に、体に良いものを入れると
自然とそっちに偏ってくるんです。
センサーが「こっち、こっち!」って賛同してるみたいに。

自然と体に良いものを食べたくなる。

身体中の細胞が本能を取り戻したみたいに。
だから本能が戻ってきたときにそういうものをきちんと摂る。

本能が戻ってくると、あらゆるものに対して
野生が働くようになってきます。

もし野生本能がないな、って感じるなら
それを取り戻す生活、してみませんか?
もともと私たちの体に備わってる機能。
どんな人にもあるんです、ただ忘れてるだけ。

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